西表島でツアーと環境学習ができるワンバックビーチクリーン講習に参加してきました。

こんにちは、マヤグスクツアーです!
今回は、ガイド全員で「ワンバックビーチクリーンリーダー養成講習会」に参加してきました。
ワンバッグビーチクリーンとは?
ワンバッグビーチクリーンは、1人1袋(One Bag)だけのゴミ拾いから始まる、とてもシンプルでやさしい環境活動です。
目的は、大量のゴミを集めることではありません。
ほんの少しの時間、少しの行動を通して、“自然に何が起きているのか?”を感じ、考えるきっかけにすること。
観光で西表島を訪れた方が気軽に参加できるよう、1袋=500円で専用のビーチクリーンバッグを購入し、そこに集めたゴミはプロジェクトのサポートを受けて処理できます。
ビーチクリーンリーダーが同行すれば、よりスムーズな実施や環境学習の時間を設けることが可能になります。
この活動は、“気持ちを形にできる仕組み”として、今西表島で広がりつつある新しい自然体験のスタイルです。
1バックビーチクリーン参加への想い

私たちマヤグスクツアーでは、日頃からカヌーやトレッキングのフィールドとして、浜辺や海辺の自然を利用しています。
ただ、その美しい景色のなかに、いつも漂着ゴミがあるのが気がかりでした。
ツアーに参加されたゲストからも
「ゴミを拾ってもいいですか?」
という声をいただくことがあります。
しかし、実際には、“ゴミ処理のハードル”が立ちはだかっていました。
ゴミ処理のハードル
・ 西表島では、漂着ゴミは家庭ゴミとして処理できない。
・ 海外製のプラスチック製品や何が付着しているかわからない漂流物は、特別な扱いが必要。
・ 輸送費や処理費用が高く、善意だけでは動けない現実…
そんな「拾いたいのに拾えない」ジレンマを感じながらも、“地域の自然あってこその観光業”という想いから、「何かできることはないか」とこの講習への参加を決めました。
講習での学びと気づき

講習を通して、あらためて西表島の海岸ゴミ問題の深刻さを感じました。
・漂着するゴミの多くは海外や本土から流れついたもの。
・講習中には、プラスチックで苦しむ動物たちの写真を目の当たりにし、胸が締めつけられる思いに。
・マイクロプラスチックが人間の体にも入ってくる可能性があることを学びました。
・そして、驚きだったのが「日本が世界一の廃プラ輸出国だった」という事実。

マングローブ林に漂着する海洋ゴミ🗑️
④ 講習を通してマヤグスクツアーができるようになった活動

講習を経て、マヤグスクツアーのガイドは
“ビーチクリーンリーダー修了証”を取得しました!
これにより、ツアー内で正式にワンバッグビーチクリーンを組み込むことができるようになりました。

例えば、夏のシーカヤックツアーやオーダーメイドツアーに、短時間のクリーン活動を取り入れることが可能になりました。
※その他ツアーでも企画中です。
単なる「ゴミ拾い」ではなく、環境学習を組み込んだ“自然とつながる体験”として提供していきます。
特に家族で来島されるのゲストにとっては、 「自然で遊ぶこと」と「地球にいいことをする体験」を同時に体験できる時間!
綺麗な自然で遊べるのは、自然が守られているからこそ…
そんな当たり前のことを、楽しく、優しく感じてもらえるツアーにしていきます。
終わりに

次回、西表島に遊びに来たときは、 ツアーの中で一緒に西表島の自然について学びながらビーチクリーンに参加してみませんか?
是非一緒に、「楽しい」+「地球にやさしい」時間を作っていきましょう!


